旅と史跡の記録

退耕庵

退耕庵

■概要■

東福寺塔頭のひとつ。鳥羽伏見の戦いの防長戦死者の菩提所。

客殿

■見どころ■

地蔵堂には、小野小町ゆかりの恋文を胎内に納めて作った玉章(たまずさ)地蔵や小野小町100歳像などが納められている。
東福寺に長州藩の陣が置かれた縁で、退耕庵は防長藩兵戦死者の菩提寺となった。門前に石碑が建てられている。

■歴史■

貞和2年(1346年)の創建。慶長4年(1599)安国寺恵瓊によって再興。客殿はこの時に建築されたもの。

■ガイドパネル■

臨済宗東福寺の塔頭寺院である。貞和2年(1346年)東福寺第43世住持性海霊見によって創建され、応仁の乱の災火により一時荒廃したが、慶長4年(1599)安国寺恵瓊によって再興された。客殿は再興時に恵瓊によって建てられたもので、豊臣秀吉の没後、客殿の中にある茶室作夢軒で、恵瓊、石田三成、宇喜多秀家らが関ヶ原の戦いの謀議を行ったと伝えられている。庭園は、書院をはさんで南北二庭からなり、南庭は美しい苔に覆われた枯山水庭園で、北庭は池泉式庭園となっている。地蔵堂に安置する高さ2メートルの地蔵菩薩像は、体内に小野小町に寄せられた多数の艶書を収めていたことから「玉章地蔵」の撫で知られている。なお、慶應4年(1868)の鳥羽伏見の戦いの際には、東福寺に長州藩の陣がおかれていたことから、当庵はその戦いの殉難者の菩提所となっている。

■観光情報■

所在地:  京都府京都市東山区本町793 
アクセス:  JR奈良線東福寺駅徒歩約4分 
御朱印/御城印など:  あり 
オフィシャルサイト: なし